創業融資はいくら借りれる?必要額の決め方と自己資金の考え方を解説

創業融資を検討され始めた方から最も多くいただくのが「創業融資はいくら借りれるのでしょうか」というご質問です。開業前の資金計画では手元にどれだけの資金を用意できるかが事業の出発点になりますので、金額の見通しを早い段階で知っておきたいとお考えになるのは自然なことだと思います。ただし結論から申し上げますと、借りられる金額は事業計画の内容や自己資金の状況、これまでのご経験や信用情報などをふまえて金融機関が個別に判断するものですので、一概にいくらとは言えません

そこで本記事では、借りられる金額を当てにいくのではなく必要額を積み上げる作業を通じて金額の根拠をつくる考え方をご紹介します。設備資金と運転資金の分け方や自己資金との関係、借りすぎた場合と足りなかった場合それぞれのリスク、返済負担から逆算する視点までを順番に整理していきます。大阪府大阪市の藤原公認会計士事務所が、30年以上の実務経験をふまえて解説します。

創業融資 いくら借りれるのイメージ

目次

創業融資で借りられる金額に決まった正解はありません

創業融資とは、新たに事業を始める際に必要な資金を金融機関から借り入れる制度のことを指します。開業前や開業直後は事業の実績がまだありませんので、これから積み上げていく計画そのものが判断材料になります。だからこそ金額は制度で決まっている数字ではなく、その事業にとって妥当と認められた数字として決まっていきます。

融資額は事業ごとの個別審査で決まります

同じ業種で同じ時期に開業される方であっても、必要な設備の規模や売上が立ち始めるまでの期間はまったく異なります。飲食店のように内装や厨房設備へ先に大きな支出が発生する事業もあれば、コンサルティングのようにほとんど設備を持たずに始められる事業もあります。そのため借入額の目安を一律に語ることはできませんと申し上げるほかなく、実際の金額は事業計画と自己資金、ご本人の経験などをふまえた個別の審査によって決まります。

インターネット上には「創業融資なら何百万円まで借りられる」といった表現も見かけますが、そうした数字をそのまま自分に当てはめてしまうと計画全体が現実からずれてしまいます。金額の話に入る前に、まずご自身の事業で何にいくら必要になるのかを具体的に置いていく作業が欠かせません。

先に決めるのは借りたい額ではなく必要な額です

ご相談の場で「とりあえず多めに借りておきたい」とおっしゃる方は少なくありません。気持ちとしては理解できるのですが、金融機関の側から見ると使い道の説明が曖昧な申込みは評価しにくいものになります。必要額の積み上げが先であり、借入希望額はその結果として出てくる数字だとお考えください。

この作業は面倒に感じられるかもしれませんが、過程そのものが事業計画の精度を高めてくれます。設備の見積もりを取り直したり開業後の固定費を書き出したりするうちに、当初は見えていなかった支出や収入の時期のずれに気づかれる方も多くいらっしゃいます。数字を並べて初めて計画の弱点が見えてくるという場面は、実務のうえでも本当によくあります。

日本政策金融公庫の制度を利用する場合の前提

日本政策金融公庫の創業融資は国が運営する金融機関による制度であり、無担保・無保証人でも利用できる可能性がある点が大きな特徴です。実績がない段階でも申し込めますので、創業期の資金調達先として広く知られています。一方で申請すれば誰でも通るというものではなく、事業計画の具体性や自己資金の状況が丁寧に見られます。

限度額や自己資金に関する要件は制度や時期によって異なりますので、最新の条件については日本政策金融公庫の公式案内でご確認ください。当事務所へご相談いただいた場合も、その時点で適用される条件を確認したうえで資金計画をご一緒に組み立てていきます。将来的に民間の金融機関と取引を広げていくうえでも、最初の一歩として創業融資を活用する意義は大きいといえます。

必要額は設備資金と運転資金に分けて積み上げます

創業時に必要となる資金は、大きく設備資金運転資金の二つに分けて考えると整理しやすくなります。この二つは性質がまったく異なりますので、まとめて開業資金として扱ってしまうと金額の根拠が説明しづらくなります。金融機関へ提出する資金計画でも、この区分は必ず求められると考えておいてください。

設備資金は見積書ベースで洗い出します

設備資金とは、開業のために一度だけ発生する初期投資のことです。店舗の内装工事費や厨房機器、車両やパソコンなどの備品、看板やホームページの制作費などが該当します。これらは見積書という裏付けを用意できる支出ですので、金額の根拠を示しやすい部分でもあります。

逆に言えば、見積書もないまま概算だけを並べた設備資金は説得力を持ちません。複数の業者から見積もりを取り、その中でなぜその選択にしたのかまで説明できるようにしておくと、面談の場でも落ち着いて受け答えができます。中古で代替できるものと新品を選ぶべきものを分けて考えておくと、投資額そのものを抑えられる場合もあります。

運転資金は資金繰りが回るまでの月数で考えます

運転資金とは、事業を続けていくために毎月発生していく支出のことです。家賃や人件費、水道光熱費や仕入れ、広告費などが継続的にかかり続けます。ここで大切になるのが売上入金までの時間差です。開業初月から計画どおりの売上が立つ事業はほとんどありませんし、売掛の回収まで含めると現金が実際に手元へ入るのはさらに先になります。

そのため運転資金は毎月の固定費に資金繰りが回り始めるまでの月数を掛ける形で置いていきます。何か月分を見込むべきかは業種や販売形態によって変わりますが、立ち上がりが遅い事業ほど厚めに見ておく必要があります。ここを薄く見積もってしまうことが、開業後の資金ショートにつながる典型的な原因です。

積み上げは表にして一覧で確認します

資金の検討は頭の中だけで進めず、次のような形で一覧にしてみてください。項目ごとに金額と根拠を並べると、抜けている支出や過大になっている投資が見えてきます。紙に書き出すことそのものが、計画を客観視するための第一歩になります。

区分項目の例金額の根拠として用意するもの
設備資金内装工事・厨房設備・車両・什器業者からの見積書や仕様書
設備資金パソコン・ソフトウェア・看板商品ページの価格や相見積もり
運転資金家賃・人件費・水道光熱費賃貸条件や採用計画にもとづく月額
運転資金仕入れ・外注費・広告費売上計画と連動させた月次の想定額
自己資金預貯金・親族からの資金通帳など資金の出どころが分かる資料

この表の合計から自己資金を差し引いた金額が、借入によって埋めたい不足額のおおよその姿になります。もちろんそのまま希望額として通るわけではありませんが、根拠のある出発点を持てるかどうかで、その後の相談の進み方は大きく変わります。

自己資金と借入額の関係を正しく理解しましょう

創業融資の審査において自己資金は最重要の要素のひとつです。金額の大小そのものよりも、どのように準備してきた資金なのかという点に目が向けられます。ここを誤解したまま準備を進めてしまうと、思わぬところで評価を下げてしまうことがあります。

自己資金と借入額の関係を正しく理解しましょうのイメージ

自己資金が重く見られる理由

自己資金は事業への本気度を示すものであると同時に、計画的にお金を扱える方かどうかを示す材料にもなります。毎月こつこつ積み立ててきた預貯金であれば、その履歴自体が計画性の証明になります。事業が始まってからも同じように資金を管理できるだろうという見立てにつながるわけです。

反対に、申込みの直前に一時的に口座へ入金された資金は、出どころの説明を求められることがあります。実際にご自身の資金であっても経緯を説明できなければ評価が難しくなりますので、資金の動きが分かる資料はあらかじめ整理しておいてください。通帳の記録は数か月分をさかのぼって確認されることもありますので、早めの準備が安心につながります。

自己資金の何倍まで借りられるという説について

創業融資については自己資金の何倍までが目安といった説明がされることがあります。ただし実際には倍率だけで金額が決まるわけではなく、事業計画の内容や返済の見通しを含めて個別に判断されます。倍率はあくまで俗説として受け止め、その数字を前提に計画を組み立てないほうが安全です。

手元の資金が想定より少ない場合でも、事業の見通しや経験の裏付けを丁寧に示すことで道が開ける場合はあります。逆に自己資金が十分にあっても、計画の中身が曖昧であれば希望どおりにならないこともあります。金額を左右するのは単純な計算式ではなく、計画全体の説得力だとお考えください。

自己資金をすべて注ぎ込まない配慮も必要です

用意した資金をすべて開業に投入してしまうと、想定外の支出が発生したときに動けなくなります。生活費として確保しておくべき資金まで事業に回してしまえば、売上が立ち上がるまでの数か月を精神的にも支えきれません。手元に残す資金を最初から資金計画の中に組み込んでおくことをおすすめします。

創業期は判断の連続ですので、余裕のなさはそのまま意思決定の質に影響します。少し余力を残しておくだけで、値引き交渉に応じない選択や、条件の悪い取引を断る判断ができるようになります。資金の余力は交渉力にもつながるという視点を持っておいてください。

なお自己資金として認められる範囲についても、あらかじめ確認しておくと安心です。ご自身で積み立ててきた預貯金のほか、親族から支援を受けた資金についても経緯を説明できるかどうかが問われます。説明できる資金かどうかという観点で、いま手元にあるお金を一度整理してみてください。

借りすぎた場合に起きること

資金は多いほうが安心だと考えて希望額を大きくされる方がいらっしゃいますが、借入は返済を伴うものですので必要以上の金額には相応の負担がついてきます。ここでは実際に起こりやすい影響を三つの角度から見ていきます。

毎月の返済が事業を圧迫します

借入額が増えれば当然ながら毎月の返済額も増えていきます。開業直後は売上が安定しない時期が続きますので、そこへ重い返済が重なると事業の判断が近視眼的になりがちです。本来であれば広告や人材に振り向けるべき資金が返済に消えていき、成長の機会を逃すことも起こり得ます。

返済は利益の中から行うものですので、利益で払える範囲かという視点を必ず持ってください。売上の見込みが強気すぎる計画のまま借入額だけを膨らませると、計画と実態の差がそのまま資金繰りの苦しさとして表れます。

使い道が曖昧だと審査で評価されません

積み上げた必要額を超える金額を希望した場合、その差額について使い道を説明できなくなります。金融機関から見れば、根拠のない上乗せは計画の精度が低いという印象につながります。結果として希望額が減額されるだけでなく、計画全体への信頼を損ねてしまうこともあります。

資金使途は申込みの後も確認される項目です。設備資金として申請した資金を別の用途へ回してしまえば、その後の取引にも影響が及びかねません。使途と実際の支出が一致している状態を保つことが、次の資金調達への信用にもなります。

余った資金は管理が難しくなります

借りた資金が手元に多く残っていると、支出の判断が緩みやすくなる面もあります。本来なら見送るべき投資に踏み切ってしまい、あとから資金繰りが厳しくなるケースは珍しくありません。創業融資は単なるお金の貸し借りではなく、事業計画の健全性を確認する機会でもあり、信頼性の証明にもつながるものです。その趣旨からしても、必要な金額を必要な使い道で借りるという姿勢が結局は事業を守ります。

もうひとつ見落とされがちなのが、返済が始まる時期と売上が安定する時期の関係です。開業からしばらくは支出が先行しますので、その時期に返済が本格化すると手元の現金は一気に細くなります。借入額を決めるときには返済開始のタイミングまで含めて確認しておくと、後から慌てずに済みます。

借入額が少なすぎた場合のリスク

借りすぎを避けようとするあまり、今度は金額を絞りすぎてしまう方もいらっしゃいます。控えめな計画は一見すると堅実に映りますが、創業期においては別の危うさを抱えています。

資金ショートは売上とは別の理由で起こります

資金が尽きてしまう状況は、必ずしも売上が悪いから起こるわけではありません。売上が順調に伸びていても、仕入れの支払いが先で入金が後になる事業では手元の現金が先に減っていきます。黒字でも資金は止まりますので、利益の計画と現金の計画は分けて確認する必要があります。

売上が伸びるほど仕入れや人件費が先行して膨らむ業種では、成長そのものが資金繰りの負担になることさえあります。月ごとの入金と支払いを並べた資金繰り表をつくり、残高が最も薄くなる月を把握しておいてください。

追加の借入はすぐには決まりません

足りなくなってから追加で借りればよいとお考えになるかもしれませんが、創業直後の追加融資は当初の申込みよりも慎重に見られる傾向があります。当初の計画どおりに進んでいない理由を説明する必要が生じますし、手続きにも時間がかかります。資金が尽きかけてから動き始めると、間に合わないという事態にもなりかねません。

創業時の申込みは、実績がない段階でも計画をもとに判断してもらえる貴重な機会です。その機会に必要額をきちんと積み上げて申し込んでおくほうが、あとから継ぎ足していくよりも結果として無理のない資金計画になりやすいといえます。最初の一回が重要だという意識を持って準備を進めてください。

想定外の支出は必ず発生します

開業してみると、事前には見えていなかった支出が次々に出てきます。設備の追加や修繕、想定より長引く採用活動、季節による売上の変動など、計画に織り込みきれない要素は数多くあります。だからこそ必要額を積み上げたうえで、ある程度の余裕を持たせるという発想が生きてきます。過大でも過小でもない適正な水準を探ることが、創業期の資金計画で最も難しく最も重要な部分だといえます。

返済負担から逆算して借入額を検討します

積み上げによる検討と並行して、返済の側から金額を検証しておくと精度が上がります。同じ借入額であっても返済期間の設定次第で毎月の負担はまったく変わりますので、両面から見ることが大切です。

毎月の返済額が利益の中に収まるかを確認します

返済の原資となるのは、税引後の利益に減価償却費を足し戻した金額だと考えると分かりやすくなります。この範囲に毎月の返済が収まっているかどうかを、開業初年度だけでなく数年先まで並べて確認してください。返済原資の確認を先に済ませておけば、借入額の妥当性を自分の言葉で語れるようになります。

売上計画については、強気の見込みと保守的な見込みの両方を用意しておくことをおすすめします。保守的な計画でも返済が続けられる水準であれば、資金計画としてはかなり安心できる状態だといえます。

金利や返済期間の条件も影響します

利率についても触れておきますと、日本政策金融公庫の創業融資制度では金利は通常1.5%〜2.5%前後とされていますが、条件によって異なるため注意が必要です。適用される利率や返済期間は制度や時期、事業の内容によって変わりますので、実際の条件は日本政策金融公庫の公式案内でご確認ください。据置期間を設けられるかどうかによっても、開業直後の資金繰りの楽さは変わってきます。

返済期間を長くすれば毎月の負担は軽くなりますが、その分だけ支払う利息の総額は増えていきます。どちらを重く見るかは事業の資金繰りによって答えが変わりますので、月々の負担と総額の両方を並べて比べてみてください。

借入額を決める順番を整理します

ここまでの流れをまとめると、金額の検討は次の順番で進めるのが現実的です。必要額を積み上げてから自己資金を差し引き、その不足額が返済負担として無理のない水準に収まっているかを確認するという往復になります。

手順やること確認するポイント
1設備資金を見積書ベースで洗い出す本当に開業時に必要な投資か
2運転資金を月数分で見込む入金が始まるまでの期間を織り込めているか
3自己資金を差し引く手元に残す資金を確保できているか
4返済額を試算する保守的な売上計画でも返済できるか
5金額の根拠を文章にする第三者に一貫して説明できるか

五番目の手順まで進んで初めて、希望額として自信を持って提示できる数字が固まります。説明できない金額は計画に残さないという基準を置いておくと、検討の途中で迷いにくくなります。

金額の根拠を説明できる状態にすることが結果につながります

創業融資の獲得において最も重要なのは、単に金額を提示するだけでなく、その資金がどのように利益を生み出し確実に返済されるかを客観的なデータで証明することです。いくら借りれるかという問いは、突き詰めればいくらなら説明できるかという問いに置き換えられます。

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事業計画書と数字の整合性を保ちます

創業融資の申請には多数の提出書類が求められ、その中でも特に重視されるのが事業計画書です。資金計画に書いた金額と売上計画、そして返済計画がそれぞれ矛盾なくつながっているかどうかが確認されます。どこか一か所でも数字が合っていないと、計画全体の信頼性が下がってしまいます。

書類の作成に慣れていない段階では、この整合性を独力で保つのは簡単ではありません。当サイトの創業融資ガイドご相談の流れをまとめた記事もあわせてご覧いただくと、全体像がつかみやすくなります。

面談では金額の理由を必ず聞かれます

面談で聞かれることは「なぜこの事業をやろうと思ったのか」「競合との差別化は」「売上が予定より下がったときの対応策は」など多岐にわたります。借入額についても、なぜその金額なのかという理由を必ず問われるとお考えください。内容が曖昧だったり自信がなかったりすると、それだけで融資判断にマイナスの印象を与えてしまうことがあります。

反対に、積み上げの根拠を落ち着いて説明できる方は金額以外の受け答えも安定していきます。準備の質が印象に出る場面だといえますので、想定される質問と答えを事前に整理しておくことをおすすめします。

藤原公認会計士事務所のサポート

弊事務所では、日本政策金融公庫を中心として金融機関からの創業融資をできるだけご希望に沿った形で受けられるようサポートしております。まず事業計画のヒアリングとして、創業しようとしている事業についてその内容やご本人の経験の有無等をお聞きし、創業融資を受けられるかどうかを判断いたします。無料相談は60分で、事業の構想や現在の準備状況をお聞きしたうえで創業融資の見通しをアドバイスします。

大阪府大阪市を拠点に30年以上の実績を活かし、創業融資を成功に導くお手伝いをしてまいりました。過去には日本政策金融公庫より500万円の創業融資を獲得され、オープン後も定期的な資金管理や税務アドバイスを続けながらスタッフを雇うまでに成長された事例もございます。金額は事業により異なりますので、同じ結果をお約束するものではありません。創業融資だけで終わらない経営支援の継続性も、藤原公認会計士事務所が選ばれる理由です。

実際の面談では、まずお手元にある見積書や想定している売上の数字を拝見しながら、必要額として何をどこまで見込むべきかを一緒に整理していきます。その過程で計画の弱い部分が見つかることもありますが、申込みの前に気づけるかどうかが結果を分けます。準備の段階から伴走できることが、支援を続けてきた事務所の強みだと考えております。

よくあるご質問

Q 創業融資はいくら借りれるのか、最初の相談で分かりますか

A 金額そのものを最初の相談で確定させることはできませんが、事業の内容や準備状況をお聞きすることで必要額のおおよその姿と、その根拠をどう整えていくべきかはお伝えできます。実際の融資額は事業計画や自己資金の状況をふまえた個別の審査によって決まりますので、断定的な金額をお約束することはいたしません。

Q 自己資金が少ないと創業融資は難しいですか

A 自己資金は審査で最も重視される要素のひとつですので、少ないほど説明の丁寧さが求められるのは事実です。ただし金額だけで結論が決まるわけではなく、事業計画の具体性やご本人の経験なども含めて総合的に判断されます。準備の進め方によってできることはありますので、早めにご相談ください。

Q 開業前と開業後、どちらで申し込むのがよいですか

A 創業融資は開業前でも開業後間もない時期でも利用できますが、開業後は決算や実績が問われることもありますので、開業前や開業直後の早い段階で相談を始める方が多くいらっしゃいます。積み上げの調整も開業前のほうが余地が大きくなります。

Q 運転資金は何か月分を見込めばよいですか

A 業種や販売形態によって適切な月数は変わりますので、一律の目安を申し上げることはできません。売上の入金が始まるまでの期間や、支払いと回収のタイミングのずれを事業ごとに確認しながら決めていきます。立ち上がりに時間がかかる事業ほど厚めに見込む必要があります。無料相談の場で、想定される入金の時期を一緒に確認しながら月数を検討することも可能です。

Q 借入額の希望が減額されることはありますか

A 希望額がそのまま認められるとは限らず、必要額の説明が十分でない場合には金額が調整されることもあります。だからこそ事前に根拠を整え、資金の使い道を明確にしておくことが重要になります。判断はあくまで金融機関によるものですので、通過を保証できるものではありません。

Q 創業融資以外の資金調達も相談できますか

A 創業融資に限らず、事業資金の調達や開業後の資金管理についてもご相談を承っております。創業融資やそのほか経営に関する課題の解決には専門知識が求められるケースがほとんどですので、一人で悩まずまずはお気軽に私たちにお悩みをお話しください。

創業融資はいくら借りれるかのまとめ

金額は積み上げと説明で決まります

本記事では創業融資でいくら借りれるかという問いについて、設備資金と運転資金の分け方から自己資金との関係、借りすぎと借り足りない場合それぞれのリスク、返済負担からの逆算までを整理してきました。融資額は個別の審査によって決まるものですので断定はできませんが、必要額の根拠を自分の言葉で語れる状態をつくることが、結果的に希望に近づく道になります。

金額から入るのではなく事業の中身から入る、という順番をぜひ意識してみてください。順番を変えるだけで、計画の見え方も相談の進み方も変わってきます。

あわせて、金額の妥当性は借りる時点だけの問題ではないこともお伝えしておきます。返済は数年にわたって続いていきますので、開業後の利益がどう積み上がっていくかまで見通したうえで決めた金額であれば、途中で計画が揺れても対応しやすくなります。先まで見た資金計画が、創業期の安心につながります。

迷ったら早い段階でご相談ください

資金計画は一度つくって終わりではなく、見積もりや売上見込みが変わるたびに調整していくものです。大阪府大阪市に拠点を置く藤原公認会計士事務所では、30年以上の実績を持つ専門家が創業融資に関するあらゆるサポートを提供しています。初回相談は無料で承っておりますので、金額の見通しが立たずお悩みの段階でもお気軽にご連絡ください。

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